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靴アトリエ・パーチェは靴好きだけじゃなく、みんなのサードプレイスに!

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靴アトリエ・パーチェさんという大田区の靴の教室とアトリエを兼ねたスペースにお邪魔してきました。

 

とは言え、パーチェさんは今古民家を改装中!
今回はお話を伺いつつ、改装のお手伝いをさせていただきました。

 

 

靴アトリエ・パーチェ とは?

パーチェさんは女性メンバー3名で立ち上げられた靴アトリエです。(2018年10月現在絶賛改装中)
中には靴学校を卒業された方や、すでにブランドをお持ちで足の小さい女性のための靴を作られている方などが参加されています。

 

東京都大田区の平和島駅から徒歩7くらいのところにあります。

 

 

 

 

2020年のオープンを予定されていますが、話を聞いていると2018年度内には場所としてはできている完成している予定みたいです。
インテリアや設備も徐々に増えていくことでしょうから、それが揃うのが2020年になるのかもしれませんね。

 

最初は簡単なレザークラフトを体験できたり、ゆくゆくは靴の教室なども開いていきたいそうです。
でもまず最初は、靴とか革とか関係なく気軽に足を運んでもらえるような場所にしたいとおっしゃってました。

 

 

パーチェさんのコンセプト

今見えていない別の場所があり、誰にでもふさわしい場所がある」というのがパーチェさんの活動の根底にあります。
この一見靴とは関係のない想い。これがすごく素敵だったので是非ご紹介したいのです。

 

 

今何となく自分の生活に納得がいっていない人、なんかモヤモヤしながら人生を送っている人にとって、その『自分の知らない世界』を知るきっかけとなるような場所にしていきたいという想いがあるのだそうです。

 

普段仕事をしていたら、失敗が許されるシチュエーションってそんなに多くないじゃないですか。もちろん仕事なんで当たり前なんですけど、そういう環境だけに身を置いて生活していると息も詰まってしまう。

 

なので、挑戦をして失敗ができる場所があってもいいでしょ?というコンセプトで立ち上げられた場所なんです。
そういう人のための自宅でも職場でもないサードプレイス的な場所でありたいと、そういう想いの込められた場所なんです。

 

 

パーチェさんのインスタのプロフィールにもこうあります。

いっしょに、知らない世界に踏み出す靴をつくりましょう。

 

調べたら、paceってゆっくり歩くっていう意味があるんです。

 

 

セメント製法の靴の魅力

 

主催のともみさんのお話。
今、女性の靴をメインで作られていて、全体のバランスを考えてセメント製法を選ばれているそうです。

 

セメント製法は、木型が合っていれば痛みを我慢せずに済むし、デザイン面の自由度が高く、華奢で美しく、多くの人が手の届く価格に設定できるというのが魅力だとおっしゃっていました。

 

また、靴教室であれば靴づくりに挑戦する最初のハードルが下がる、ということも理由のひとつ。

 

 

 

男性もそうかもしれませんが、女性って環境によって履く靴が変わるのだそうです。
一生履ける靴はもちろん素晴らしいけれど、変化し続ける女性が軽やかに一歩踏み出せるような靴を作りたいと思っています、と。

 

そのための、『今のところ』の、セメント製法なんです。

 

 

今のところを強調されているあたりから、製法に囚われない柔軟な姿勢と、何よりも履く人のことを一番に考える強い気持ちを感じます。

 

靴作りの難しさと楽しさ

しかしながら、木型の言語化しづらい部分に難しさを感じているようです。
ともみさんの靴の先生は技術と経験に基づく感覚で木型をお客様の足に合わせていますが、ご本人は修行中とのこと。

 

でも、「作った靴を履いてくれた人が、めちゃくちゃいい!!かかとが付いてくる!!!とか目を輝かせてくれるのは本当に嬉しいです〜」とおっしゃっていました。
人の顔がパッと明るくなる瞬間っていいですよね、と。

 

 

スペック的な部分というよりは、どうすれば目の前のお客さまがより幸せになれるか?というバランスを一番大切にされています。

 

 

古民家をセルフ・リノベーション

壁を打ち抜くのが本日のメインイベント。笑

 

 

 

バールで大胆に壁を突きます!笑

 

 

 

この非日常的な画に、DIY参加者の皆さんも興味津々。笑

 

 

 

壁の向こうの光が覗いて、すごく気持ちの良い瞬間です!

 

 

 

こうなりました。

 

 

 

もちろん柱も切り落とします!

 

 

 

僕も自慢の上腕二頭筋を駆使して…

 

 

 

僕の上腕三頭筋によって、あっという間に開放的な空間に…

 

 

 

あとは、壁にパテを塗ったり。

 

 

 

りんご箱にワトコオイルを塗ったり。

 

 

 

僕も自慢の前腕筋を駆使して塗ります!

 

 

 

もともとはタバコ屋さんだったこの古民家。
タバコ屋さんのこのガラスのスペース(写真左)に靴をディスプレイしたら素敵ですね、なんて話をしていました。笑

 

サービス精神に満ちたみつき氏

 

 

最後に

靴好きの方はもちろんですが、そうでない方のための場所でもありたいと、ともみさんはおっしゃいます。
品川駅からもすぐなのでアクセスはいいし、是非我々靴好きにとっても場所をお借りしたり何かイベントを企画したりするときにご協力いただけたら嬉しいなぁと思いました。

 

今後もDIY活動をされると思いますので、是非パーチェさんのインスタもチェックしてみてください!
イベントの情報なども更新されるかもしれませんからね。

 

 

 

場所を提供できるって誰もができることではありません。時間もお金もかかりますからね。
でも、それをご自分の手で、そして時には今回のようにボランティアを募って形にされていく、ともみさんのバイタリティには脱帽でした。
すばらしいと思ったし、靴好きのひとりとしてすごく楽しみな活動だと思い、僭越ながら当ブログで紹介させていただきました!

 

 

少しでも多くの人が自分の足に合う靴に出会える場として賑わうといいなと思います!
僕もまたお邪魔します!

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

 

 

あと、16年前に買ったこのスニーカー。笑
久々に履いたら、革靴と違ってかかとがなく着地も柔らかいので、すごく違和感を覚えました!笑
でも楽しかったです!

 

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