フルサドルストラップが最高にドレスなカルミーナのローファー [Carmina Shoemaker]

4月末にオーダーしたカルミーナ [Carmina] 靴が届きました。
マッチングベルトキャンペーンという靴と同じ革(違う革でもよかったみたい)のベルトをプレゼントしてもらえるというもので、ベルトだけでなく乳化性クリームも一緒についてきました。
とにかく靴がかわいーてかわいーてしゃーないのでご紹介させてください。

これだから革靴はやめられない!

うねるフルサドル

フルサドルストラップなのはご覧の通りでして、そこがこの靴の一番の特徴です。これは完全に僕の好みなのですが、靴の端から端にまたがって縫い付けられたこのストラップに余計なステッチが無いところが魅力。ここ大事。

フルサドル、ハーフサドル問わず、多くの場合はストラップを横切るようなステッチがあるものです。耐久性を持たせるためだったり、単に意匠だったりと目的は様々でしょうが、この靴にはありません。この滑らかなシルエットと曲線によって生まれる『ドレス感』を損なわないデザインです。

触った感じ、このストラップの裏で前足部と後足部のパーツを縫い合わせているようです。さすがに1枚の革だとパーツの取り都合が悪くなるので合理的な設計かと思いますが、そうは思わせない見た目です。思わぬところにフルストラップのメリットがありました。
あと、例えばトップラインの線がそのままモカシンのステッチの線に繋がってるところも素敵。
そういう靴は多いですが、そうでないものがあるのも事実。どちらが良い悪いではなく、そういうところがこの靴のドレス感を際立たせる要因かと考えます。
欲を言うとステッチのピッチを細かく、少し細い糸で仕上げてくれたらさらに繊細な印象になったのかなぁというところ。

コバが張り出してないので、すっきりまとまってますね。ウエストの部分、こんな狭いのによく出し縫いかけたよなぁと感心します。

透明感の権化・ベガノ

革については過去の記事でもご紹介していますが、仏アノネイというタンナーのベガノ [Vegano] という革を使っています。アニリン仕上げという顔料を使わない革なので、血筋など動物本来の模様が出やすい仕上げの革です。

ベルトをご覧いただくとよくわかります。
模様の入った部分は靴には避けられることが多いため、こういう使い方をしてくださるのは嬉しいところ。この模様は好みが別れると思いますが、僕は結構好きだったりします。
血管が好きな人ってときどきいますよね。

染料のみの仕上げの革はシミ、すり傷やひっかき傷に弱いので注意が必要ですが、透明感と革らしいねっとりと滑らかな触り心地があります。
ナチュラルメイクが好きな方も派手めなメイクがお好きな方もいろいろあると思いますが、透明感という言葉に弱い男子は多いのではないかと思ってますが、いかがでしょう?

文字ではお伝えしにくい話で恐縮なのですが、この手触りと程よいツヤがこの革のいいところ。ツヤや発色よりも透明感や滑らかさを好むわたくしとしては、頬ずりしながら枕元に置いて寝たい革。
肌理の細かい上質な革です。

インソックも同じ革でしょうか。

同じウェタムで比較

カルミーナのローファー用木型のひとつ、ウェタム [Uetam]
ご覧の通りかなり細身の木型です。この木型のサイズ感はすでに十分わかっていたので、迷いはありませんでした。

もともと持っていたこちらのタッセルローファーも同じくウェタムなのですが、コードバンでアンラインンドで、さらにリブテープを使わないフレックスグッドイヤーと要素がてんこ盛りだったため、その靴との履き心地の比較をしたいと思ってます。
この靴はコードバンの革のコシはあるもののヒールカウンター(かかとの芯材)が小さいので、かかとのホールド感は少々弱めです。一方で、今回の靴はそのあたりはバチっときそうです。

とはいえ、甲の作りも違いますので、フィット感も違うものと思われます。ストラップ部分で二の甲をホールドしてくれそうです。

そう言えばいつのまにか、オリジナルのシューツリーがヒンジのものからシングルチューブになってます。こっちの方が程よくテンションがかかりそうで良さそうな気がします。

いつものプレメンテナンス

レーダーオイルを2回キメてやりました。ほんの少しだけですが色が濃くなったような気もします。一度塗り、その日の夜にもう一度塗り、次の朝ブラッシングという簡単なプレメンテです。
(レーダーオイルはこちらの記事でご紹介しています)

せっかくナチュラルな革なので、このまま上に乗せないお手入れを続けて、この靴との思い出を育んでいこうと思います。まだまだキツいのゆっくりと時間をかけながら。
まだ雨の日が続いているので履き下ろしはしていませんが、すでにデリケートクリームを内側に塗って室内で徐々に馴染ませています。僕にとって贅沢な時間です。

今回はカスタマイズオーダーでしたが、そうでなくてもトウスチールはつけてもらうことができるのがカルミーナのいいところです。修理に出すともう少し安く済む場合が多いけど、修理に出す手間を考えると僕は先につけてしまいたい派ではあります。
もちろんこのお店にお願いしたいとか、特定のスチールをつけてほしいみたいな場合は話は別ですね。

新しい革靴を買ったらその靴を早く履きたいお気持ちはとってもよく分かるのですが… ちょっと待ってください...

最後に

下の動画でもお話しさせてもらったのですが、今年初めて購入した靴でした。(去年買って今年届いたものもありますが)
もう7月。半年間何をやっていたのだろうと反省しました。この喜びを味わうためにこの活動をしていると言っても過言ではないはずなのに。

ドレスシューズ欲は結構落ち着いていて、今年はカジュアル寄りな靴があと3足届く予定です。なので、しばらくドレスはしばらくいいかなぁと思って過ごした半年間でしたが、やっぱりドレスが好きなんだなぁと思い知らされました。
大変満足でございました。

CARMINA SHOEMAKER 公式webサイト

https://www.carminashoemaker.com/

最大25%OFFのセールやってるみたいです。のよろしければ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

2021年の1足目はローファー…今年僕は何をしていたんだろうか…

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『革靴の魅力や靴磨きの楽しさをもっと多くの人に知ってほしい』という想いでブログやYouTubeで情報発信を行っています。 前職の経験からシューメーカーのブランドサイトやオンラインショップの制作・カスタマイズ、広告運用を受け持ったり、ブランディングや商品開発のコンサルなども手がけています。
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