ブランドマドラス [Madras]工場見学

創業100周年を迎えるマドラスの記念アーカイブルーム「Museo de madras」愛知県本社工場にオープン

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ブランド

 

愛知県の靴メーカー・マドラスさんが創業100周年を迎える今年2021年、愛知県大口町の工場内に100年の歴史を展示するマドラスミュージアム「Museo de madras(ムゼオ・デ・マドラス)」を新設されたということで、お邪魔してまいりました。
予約制ではありますが、今後はミュージアムの一般公開もされるそうです。

 

100年のの歴史とミュージアムについてもご紹介させていただきますので、ご覧になってみてください。

 

 

100年の歴史

 

100年前の1921年、亜細亜製靴として創業。
最初の30年間は世界恐慌などの影響もあり苦しい時期が続きましたが、当時米国からグッドイヤーウェルテッド式製靴機械を輸入し、民間用の紳士靴の量産をされていたメーカーでした。
その後、第二次世界大戦の時代に入り陸軍の軍靴を生産しますが、1965年にイタリアの靴メーカー「バレンチノ・マドラス」との技術提携によって日本にマドラスというブランドが上陸することになります。
1950年代は高度成長期の波に乗って景気の良い時代が続き、1983年にアジア製靴からマドラス株式会社に社名を変更。
1980年代以降は、有名タレントを起用したテレビCMや広告なども多く発信されました。

 

というように、混迷の時代や成長の時代など様々な時代を経て、100年間企業を存続されているという歴史をお持ちです。

 

 

生活を豊かにするという経営理念

岩田 達七社長

 

価値ある商品の創造と提供を通じて、多くの人々のより豊かな生活づくりに貢献する」というのがマドラス社の経営理念です。
靴においてはいろんな価値があるかと思いますが、その中でも機能性というところに注力をされているというのが僕個人のイメージでして、履き心地の快適さや通気性や耐水性というところを重視された非常に良心的な価格の靴を提供してくださっています。

 

 

2019年にも発表されたマドラスとスポーツメーカー・ミズノのコラボシューズの展開も、歩きやすさをビジネスシューズに融合させるという、2社の技術をいいとこ取りしたものでした。
そして今回も100周年記念に、マドラスとミズノのコラボ商品も発表されました。

 

 

こちらは近年の都市部の酷暑の中でも快適に履ける靴というコンセプトになっており、革靴の見た目とスポーツシューズの機能性や快適性を融合させたもの。
アッパーに穴が空いているので通気性が高く、クッション性と安定性という一見トレードオフの関係にありそうな履き心地を実現させたソールも特徴です。

 

穴からLEDが漏れまくり

 

穴から蒸気が漏れまくり

 

 

 

また、靴だけではなく革のケアというアプローチからこのコロナの時代の我々の生活を守る、レザーケアミストも開発されています。抗菌と抗ウイルスという機能を持ったケアスプレーと撥水スプレーです。

 

こちらの記事でご紹介してます

 

 

 

直営店、アウトレット、百貨店など店舗展開も幅広くされているメーカーですが、中でも直営店の数が非常に多いのも特徴で、メンズだけでなくレディースもスニーカーも展開されています。
革靴メーカーの多くはメンズならメンズのみ、レディースならレディースのみを展開するところも少なくありませんが、マドラスの場合は自社の革靴だけに留まらず、スポーツメーカーとのコラボや、靴ケア関連の商品なども展開されているというわけです。

 

 

マドラスミュージアム「Museo de madras」

 

冒頭、ざっくりと掻い摘んでご紹介した100年の歴史が年表になっているのが「Museo de madras」(ムゼオ・デ・マドラス)です。

 

 

右側壁面に年表

 

当日はメディア、雑誌、テレビなどの取材も入って賑わっていました。

 

 

 

それ以外にも過去の靴やパンフレットや広告なども展示されています。

 

 

ステッチの細さと幅が違う!!

 

 

 

繊細!

 

 

 

一般公開をされるスペース(予約制)ですので、靴が出来上がるまでの流れも展示されています。

 

 

 

 

 

 

その流れで工場の見学もさせていただきました。
このように各工程ごとに担当の方から説明をしていただく流れです。

 

 

 

 

 

 

 

 

工場見学紹介ムービーも。

 

 

 

100周年記念モデル

 

100周年を記念するモデルです。
ボロネーゼ製法とブレイクラピッド製法を融合させた、こちらも履き心地と素材にこだわった仕様の靴になっています。
マドラスならではのパティーヌ(染色)の仕上げも合間って、高級感のある靴に仕上がっています。こちらは ¥77,000(税抜)

 

 

 

キルトタッセルのローファーもありました。
100周年記念モデルについては 公式サイト にも詳しく掲載されており、レディースもあるようです。

 

 

最後に

 

工場・ミュージアム見学については専用の申し込みフォームがございますので、そちらからご覧ください。
工場見学については以前お邪魔させていただいたことがありまして、そちらで詳しくご紹介していますので、よければご覧になってみてください。

 

極限まで軽さと機能を追求するマドラスの革靴 [madras]
...

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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