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夏にローファーばかり履いてるとアーチは落ちるのか…?

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最近足が疲れやすくなったように思います。

 

今まで気持ちよく履けていた紐靴を久々に履いてみたら、あれちょっと締め付けが強く感じるかも…ということが何度かありまして、これってもしかして「年齢と共にアーチが落ちる」っていうアレなのでは?と、足の衰えを実感したわけです。

 

 

とはいえまだ36なので、アーチが劇的に落ちる年齢ではないはず。
そうなると考えられる原因は、加齢によるものというより夏にローファーばかり履いていたことかと…。

 

ローファー党の方へ、僕の考えを共有させていただきたい次第です。

 

 

ローファーは収める木型

 

 

今年も去年もその前も、夏はローファーばかり履きました。
やっぱりローファーは脱ぎ履きが楽だし、カジュアルな装いにも合わせやすくて便利です。

 

 

しかし、ローファーの木型は紐靴と比べると一般的にはサイドにボリュームを持たせてあるものが多いようです。
紐靴は紐をキツく締めることで足の肉を持ち上げられますが、それが叶わないローファーは必然的に足の肉が落ちます。

 

紐靴の木型でローファーを作ると、その落ちた肉によって履き口が広がってしまう現象が起こりかねないから、だそうです。
これを「履き口が笑う」なんていいますね。

 

つまりローファーは足の肉を持ち上げられないだけでなく、足が広がりやすい履物なので、必然的にアーチが落ちやすくなるのではないかと。
ただし、木型の設計の話はブランドによると思うので全てに当てはまる話ではないと思われます。

 

 

 

気に入っているローファー、合わせやすいローファーはどうしても出番が増えるわけですが、長時間履いているとその日の夜は足がガッチガチになったり、疲れてしまうことが多々あります。

 

逆に、紐靴をキツく締めて履く足に合った靴は長時間履いても疲れにくいし、ホールド感や革の弾力など、革靴の気持ちよさを味わえます。
やっぱり足の健康という意味では、足をホールドしてくれる靴って大事だなぁと実感します。

 

 

馴染ませる工程が面倒に…

 

しかし、歳を取ったなぁと思うこともあります。

 

若い時であれば「この靴をどうやって馴染ませていこうか」と、新品の靴を前に息巻いていました。
しかし、去年あたりからは、月に1度のペースで靴を買ったとしても家にいる時間が長いので履く頻度も少なく、まぁ馴染まない。
家から出なくて靴が馴染むわけがない。

 

今までなら「明日はこの靴履くから、今日オイル入れておこう」と計画的に準備をすることもありましたが、子供が生まれると保育園の送り迎えや食事・オムツなど、気にしなければいけないことが多くなり、結構生活が変わります。パパの皆さまにはご理解いただけると思います。

 

僕の怠惰な脳は、そんな新しい生活にメモリを割くようになり、靴を馴染ませることに気が回らなくなりました。

 

 

 

そんな感じで「痛い思いして履き慣らすのはちょっと面倒…」という意識が芽生え、積極的に馴染ませる努力も怠りました。
そのあたり、歳とったなぁと思います。まだ履き下ろせてない靴が2足あります。笑

 

ただ、最近は「痛い思いをすることが当然」という、ある種のパラダイムを覆さねばとも思います。
「長持ちする」とか「耐久性」というコスパファーストのベネフィットばかりを重視してしまうと、どうしても素材や製法に制約がでてきます。それで、多少の痛みは当たり前みたいな感覚になりますが、必ずしもそうではないはずです。

 

耐久面では劣っても、いきなり柔らかくていきなり楽な靴も世の中にはあるわけで、そういう靴にもフォーカスしていきたいとしばらく前から思っていました。

 

 

アンラインドのセメントが楽すぎる故…

 

などといろいろ理由をつけて、柔らかい靴ばかりを履いていました。
ボードインのベルジャンシューズがマジで便利すぎて、今年一番履いた靴は間違いなくこれでした。

 

ベルジャンシューズに限らず、アンラインドのセメントの靴があったら、是非一度足を入れてみてください。インソックは全敷で、その下にクッションが入ってるので、遠出しても案外疲れないですね。
保育園の送り迎えで、かなりこの靴にはお世話になりました。

 

 

 

また、本底薄いのでスチールはつけてませんが、ソールの屈曲がいいので全然つま先が削れることもなく、ほんとにこの靴に甘えた夏でした。
きれいめな短パンならもちろん成立するし、スウェットでもいけそうな気がするし、それでいて快適で足元スッキリなんて、本当にQOLが上がります。

 

別にこの靴の話がしたいわけではありませんが、ほんとに楽なので、週末のおでかけとか「たまーに履くオシャレ靴」としてすごくおすすめです。僕は毎日のように履きました。

 

なんて言ってるからアーチが落ちたのではないかと反省しています。

 

ウェルテッドシューズは好きだが時には楽な靴もいい
...

 

 

足が疲れる原因は薄い靴下かも

 

以前別の記事でもご紹介したのですが、僕はローファーの履き口からソックスがチラ見えするのがすごくイヤです。
ソックスがチラ見えしないユニクロの浅いフットカバーを見つけ、夏はそればかり履いていましたが、やはり厚いソックスは足を保護する役割を果たしているようです。

 

少しユルくなったローファーは薄いフットカバーで履くと、隙間が多くて疲れますが、厚めのソックスで履けば案外気持ち良く履けることがわかり、ソックスの暑さなんて僅かな差だろうと侮ってはいけないことを思い知らされます。

 

見た目を取るか、機能を取るか…。
ここも非常に悩ましいところです。

 

今夏、ようやくチラ見えを許さないフットカバーに出会う
...

 

 

足の健康を保ちたい

つまり何が言いたいかというと、結局のところしっかり足を固定してくれる足に合う紐靴と、楽な靴のバランスは大事ですよねということ。
楽な靴ばかりでは足が衰える可能性もあるでしょうし、硬い靴ばかりに耐えられる歳でもなくなってきました。

 

 

僕はじじいになっても健康に歩きたい。そして、良い靴と健康な足で、少なくても年に1回は奥さんと海外旅行に行きたいと思ってます。
いや、じじいにならなくても海外旅行は年に1回行きたい!

 

なので、36で足が疲れやすいということに危機感を覚えました。
ちゃんと紐靴も履いて、足をしっかり持ち上げて、心も体も若くありたいですよね。足の筋肉を鍛える勉強なんかもしていきたいと思います。

 

 

幸い、目は肥えたので、自分に合う靴はわかっているつもりです。
そんな靴をこれからも探し求めていきたいと思います。

 

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