ドライヤーとクリームで革靴の履きジワをある程度伸ばす方法

靴の甲の部分に入るシワを『履きジワ』なんて呼んだりします。
これこそが革靴のエイジングの醍醐味でもあるのですが、放っておくと履きジワが深く入ってしまい、そこからひび割れ(クラック)が起こってしまうこともあります。

普段からお手入れをしてもらえればそれほど深刻な状態にはなりませんが、お手入れを怠ると履きジワが深くなってしまいます。
ちょっと履きジワが気になってきたかも…という方に是非挑戦していただきお手入れ方法をご紹介します。

よければお付き合いください!

革靴の甲の履きジワを(ある程度)取る方法

履きジワを伸ばすお手入れ

ご安心ください!
これくらい浅い履きジワなら、普段の靴磨きと同じお手入れをすればある程度改善できます!

シューキーパーを入れる

履きジワをしっかり伸ばすために、シューキーパーを入れましょう!

いや、シューキーパーは靴を履かないときは常に入れましょう!
シューキーパーを入れるタイミングについては諸説ありますが、脱いだら入れる!その後、その日に付着した土やホコリを馬毛ブラシで落としてあげましょう。
シューキーパーを入れるタイミング

これだけでかなり履きジワを予防できます!
むしろこれが最大の履きジワ予防対策です!

シワにクリームを塗る

普段のお手入れと同様に、シワにクリームを塗っていくのですが、一応その前に汚れ落としをしておくとよいでしょう!

次に、クリームを塗っていきます。

この靴に普段使っているクリーム・クレム1925を塗っていきます。

細かい小ジワを伸ばすようにクリームを押し込みながら塗っていきます。
デリケートクリームでもいいと思いますが、油性クリームの方が効果が持続するように思います。

豚毛ブラシでブラッシングすると…

こうなりました!

右側だけお手入れ後

お手入れ前

気持ちいい!
お手入れ前と比べると、かなりシワが軽減されているのがわかります!

深い履きジワを直す補修方法

次に、こちらの靴です。
かなり履きジワが深く入っているのがわかります。

これをドライヤーを使ってどこまで改善できるか試してみたいと思います!

改善はできるが消すのは難しい

結論から先に申し上げると、この靴ほど深く履きジワが入ってしまうと、改善はできますが完全にシワを消すのは難しいです。

また、ある程度シワを改善できても、クセがついてしまっているため、同じ箇所にシワが再発する可能性が高いです。なので、ここまでシワが深くなる前に、お手入れをしっかりしていただいた方がよいと思います。

また、シューキーパーを選ぶ際、シューキーパーが足の甲の革をしっかり伸ばせているかということも重要です。シューキーパーの種類や選び方はこちらの記事でもご紹介していますので、よければ参考にしてみてください。
シューキーパーの選び方

ドライヤーで熱する

え、ドライヤー使って大丈夫?と思われるかもしれませんが、実際プロの現場ではヒートガンやコテなどで、革に直接熱を加えて、革のシワを伸ばしたり表面を整えたりすることがあります。

熱を加えることで一時的ではありますがかなり革が柔らかくなるので、矯正をしやすくなるというわけです。

2〜3分程度、この距離で温めると革がかなり柔らかくなります。

ドライヤー後

ドライヤーを当てた後です。実はこの時点で若干シワが軽減されています。
まだ履きジワは残っていますが、ビフォーと比べると細かいシワが少し目立たなくなっているのがわかります。

クリームで保革する

ドライヤーを当てたらすかさずクリームを塗って革にクリームを塗り込んでいきます。

普段この靴に使っている、サフィールのレノベイタークリームを使います。
レノベイタークリームにはミンクオイルが含まれているので、水分の多いデリケートクリームよりも効果が持続しやすいように思います。

レノベイタークリームのご紹介

ブラッシングをすると…

左:ビフォー  右:アフター

細かいシワはかなり解消できていますが、完全になくなっているというわけではなさそうです。

上:ビフォー  下:アフター

さらに履きジワが深い場合

反対側の足です。
こちらの方がシワが深く入っていまいたが、ドライヤーを当ててクリームを塗り込んだら、多少の改善は見られました。

細かいシワはほとんど消え、深く入ったシワは薄くはなっていますが、完全には補修できていません。

左:ビフォー   右:アフター

ただやはり、完全にシワを消すのは難しいですね。

この方法が使えない革

この方法が使えない革もありますのでご注意ください。

スエード

スエードは使えるクリームなどが限られるので、ドライヤーの熱を与えるのは少々心配です。

エナメル(パテントレザー)

エナメル(パテントレザー)は革表面に樹脂がコーティングされている革です。
普段からシューキーパーを入れておかないと、コーティングがシワが深く入りやすく、ひび割れも起こりやすいです。
また、樹脂自体が非常に熱に弱いため、残念ながらこの方法は使えません。

ガラスレザー

エナメルと同様に、ガラスレザーもシワが入りやすい素材ではりますが、ガラスレザーの表面の樹脂がどの程度熱に耐えられるかというところは少々心配です。
問題ないかもしれませんが、心配な方はお控えください。

シューキーパーが何よりの予防策

このように履きジワはある程度は軽減できますが、なるべくシワが入らないようにするのが何よりの予防対策です!
なので、先ほどもご紹介しましたが、その日履いた靴には必ずシューキーパーを入れて、ブラッシングをしてあげてください。

最後に

程よい履きジワなら問題ありませんが、シワが深くなりすぎるとひび割れ(クラック)の原因になってしまいますからね。
履きジワはどうしても入ってしまうものなので、それ込みで革靴ライフを楽しんでいけたら素敵だと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
おすすめのシューキーパーはこちらの記事でもご紹介していますので、よければご覧ください。

シューキーパーは靴を長持ちさせるために必要なアイテムです! というわけで、まだシューキーパーをお持ちで...

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コメント

  1. はらさん より:

    ウチとドライヤー、一緒❤︎

    皺が入りやすい靴(革)とそうでないのがありますよね?
    手持ちの靴でも気をつけないといけないのは顔ぶれ決まってます

    上手に付き合っていくしかないですね。
    ドライヤーちょっと試してみます!

    • くすみ より:

      はらさんさま、コメントありがとうございます!
      そうですね!上手に付き合っていくのが一番だと思います!
      確かに革に厚さや質で細かいシワが入ったり、大きなシワが入ったりしますよね。
      ドライヤー様子を見ながら試してみてください!
      奥さんが持ってたドライヤーでした!笑

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『革靴の魅力や靴磨きの楽しさをもっと多くの人に知ってほしい』という想いでブログやYouTubeで情報発信を行っています。 前職の経験からシューメーカーのブランドサイトやオンラインショップの制作・カスタマイズ、広告運用を受け持ったり、ブランディングや商品開発のコンサルなども手がけています。
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