ブランドリーガル [Regal]

リーガル [REGAL] の本格仕様グッドイヤーの革靴とサドルシューズ、2足をレビュー [PR]

Uチップ入荷しました!
ブランド

 

日本のビジネスマンなら一度は目にするであろうリーガル [REGAL] という革靴ブランド。
直営店も日本全国で展開し、それ以外にも各所で試着・購入ができる日本最大級の生産量を誇るメーカーでもあるため、多くの方が履かれている靴でもあります。革靴を発信している身として、このブランドを知らなかったことを恥ずかしく感じております。
そんなブランドのハイエンドモデルとカジュアルなモデルをそれぞれ1足ずつご提供いただきましたので、レビューさせていただこうと思います。

 

こんな内容でお届けしてまいりますので、よければ参考にしてみてください。

  • ブランド紹介
  • 定番モデルの詳細
  • サイズとフィット感の話

 

 

リーガル [REGAL] について

1880年マサチューセッツ州 L,Cブリス氏にて創設。
その後、1961年に米・ブラウン社(現クラレス社)と契約締結し「リーガル」ブランドが日本に上陸しました。
1990年には日本製靴株式会社(現株式会社リーガルコーポレーション)が「REGAL」の商標権を取得し、現在にいたります。
2021年がブランド上陸60周年となっています。

 

申し上げたとおり、革靴における日本最大級の生産量を誇り、自社工場で年間に45万足を製造するキャパシティを持つメーカーです。

リーガル公式オンラインショップ

 

 

ストレートチップ:01DRCD

 

こちらは2013年から展開されている内羽根のストレートチップ「01DRCD」。
ストレートチップは最もフォーマルなデザインのひとつで、冠婚葬祭いつ履いても問題ないのと、ビジネスで履く靴としては一番間違いのないデザインです。

 

01DRCD

 

甲革・底材 牛革・レザーソール
製法 グッドイヤーウェルテッド
価格 39,600円(税込)
webサイト リーガル公式サイト

 

 

所感としてはこんな印象です。

  1. 良い意味で硬く、しっかりとしたつくり
  2. 贅沢な革、ライニングも滑らか
  3. サイズは要注意

順番にご紹介してまいります。

 

グッドイヤーで堅牢なつくり

 

当時、リーガルの売れ行き上位はセミマッケイ製法の商品が多く、本来リーガルが扱いたいと考えていたレザーソールのウェルテッドシューズを再構築したいということで誕生したモデルです。日本最大級の生産足数を誇るリーガルが提案する、本格紳士靴の新定番という位置付けです。
ちなみにセミマッケイ製法とは、ヒール部分はセメンテッド製法、それ以外のソールをマッケイ製法で底付けする製法で、現在リーガルで一番売れているモデル 811R に採用されているものです。

 

811RAL

 

甲革・底材 ガラスレザー・合成底
製法 セミマッケイ
価格 24,200円(税込)
webサイト リーガル公式サイト

 

 

 

リーガルのセメンテッド製法やセミマッケイ製法の靴は、モデルによってはロングノーズのものもありますが、それと比較するとかなりオーセンティックなシルエットとデザインバランスに仕上がっています。
革の話は後ほどしますが、所感としては上質な革を使ってしっかりとした丈夫な靴を作られているという印象です。
コバの張った仕上げなので靴のボリューム感が大きく見える部分はありますが、靴のシルエット自体はノーズが長すぎずウエストも絞られていて綺麗だと思います。

 

 

 

レザーソール裏側には、リーガルを代表する靴である証の文章「全ての部材に最高の素材を使って作られた日本の靴」と焼き印が入っています。
また、コバは矢筈(ヤハズ)仕上げ。 熟練工でなければ削れない矢筈コバは、他メーカーとの差別化と繊細さを表現する仕上げです。

 

 

 

靴を手に取って触るとわかるのですが、かかとはロングカウンターを採用しウエスト部分までしっかり心材が入っている仕様です。土踏まず部分にも補強革が入っているのか、絞ったウエストの形を崩さないしっかりとした作りです。全体的に良い意味でしっかり硬いつくりであることがわかります。

 

甲革:アノネイ社・ボカルー

 

この靴はフランス アノネイ社の甲革で、黒は黒味が出るボカルー。同じモデルの茶色はアンティークが良く入り、仕上げ映えする同社のベガノを採用しています。

 

 

ちなみに、ライニングにも牛革が使われています。
前足部のライニングは触ってみると非常に滑らかで、吸湿性を高めるために素仕上げの革です。

 

 

ちなみに、伊コリペルの艶感のあるソフトガラスレザーを使用した 01WRCH というモデルもあります。
レザーソールのオーセンティックな木型のモデルが 01DRCD しかなかったため、2020秋冬に革底の選択肢を広げるために開発したシリーズです。

01WRCH

 

甲革・底材 ガラスレザー・レザーソール
製法 グッドイヤーウェルテッド
価格 41,800円(税込)
webサイト リーガル公式サイト

 

 

 

以前、リーガルトーキョーのビスポークシューズを取材させていただいたことがありましたが、素材選定や靴をつくるという部分のノウハウの高さが伺えます。

 

リーガルトーキョーでの本気のビスポークが完成しました!
...

 

ということで次は木型とサイズ感の話。

 

01DRCD の木型

 

靴の見た目のシルエットや履き心地に大きく影響をする木型の話。
リーガルの中でもオーソドックスな木型がベースになっていますが、マッケイ用の木型なのでウェルテッドシューズとして展開するために次のようなアレンジが加えられています。

  • 土踏まずをくびれさせる
  • かかとを小さくし内くるぶしを高くする
  • ノーズの長さを抑える

 

 

同じ定番モデルの 315R もグッドイヤーウェルテッド製法ですが、ノーズが長いことがわかります。

315RBD

 

甲革・底材 ガラスレザー・合成底
製法 グッドイヤーウェルト
価格 29,700円(税込)
webサイト リーガル公式サイト

 

 

履いてサイズ感を確かめてみました。
これは以前店舗で同社が展開する上位ブランド・シェットランドフォックス [SHETLAND FOX] を試着させてもらった時にも感じたことなのですが、リーガルの革靴は他社の革靴よりもサイズが大きいという印象でした。
僕の足は右が23.5cm、左が23.8cmで、こちらの靴も23.5cmサイズなのですが、やはりこの靴も僕の足にはちょっと大きいです。

 

JIS規格に則って作られていますが、「リーガルの靴は大きい」という口コミを目にする理由も納得です。日本最大級のブランドですので必然的に露出も多ければユーザーも多いはず。中にはスニーカーサイズで革靴を選ばれる方もいらっしゃる可能性もありますが、それでも他社の23.5cmの靴よりもやはり大きいという印象です。
量産モデルとして多くの人に履いてもらいやすいように開発・設計をされていると伺っていますが、多くの人の「平均値」を取っているからかもしれません。
やはり年代によっても足の特徴があるようですから、これこそが量産靴の難しさなのではないかと…。

 

 

履き心地やフィット感についてはこちらの動画でも解説していますので、よければご覧ください。

 

ロングカウンターと踏まずの硬さがありますが、足が内側、特に母趾球(親指の付け根の骨)に体重が乗る感覚があり、足が内側に傾くような独特な履き心地です。サイズがジャストではありませんので、23.5cmの足が23.5cmのサイズを履いたときの、あくまで個人的な感想です。
キツめのフィット感が好きと公言しておりますが、23.5cmというサイズ表記にもかかわらず1cmほど大きいというのは、個人的には残念なポイント。23.5cm未満のサイズがないのでなおさらです。

 

つくりはしっかりと硬い靴なので、足に合えば足をしっかりホールドしてくれる感覚が味わえると気持ちよく履けるようになると思います。ただ僕の場合は、かかとに指が1本入る隙間があるので、それを十分味わうためには、0.5cm 小さいサイズ、人によっては1cm 小さいサイズを選ぶことをおすすめします。

 

ちなみに、先のセミマッケイのモデル・811RAL は 23.0cm から展開がありますので、是非こちらのモデルにも展開してほしいところです。

 

 

サドルシューズ:50YRCB

 

今年、2021年春夏から、ブランド日本上陸60周年企画として展開が始まった 50YRCB。
2色の革のコンビネーションがサドル(馬の鞍)を連想させることから、サドルシューズと呼ばれています。もともとリーガルのアイコンでもあるサドルシューズにゴアテックスファブリクスを搭載し、定番アイテムがアップデートしたという位置付けのモデルです。

 

50YRCB

 

甲革・底材 国産レザー・合成底
製法 グッドイヤーウェルト
価格 35,200円(税込)
webサイト リーガル公式サイト

 

甲革:透湿性の高い国産レザー

 

アッパーには、ゴアテックスで使用が認められた透湿性(湿気を通す)のある国産革を使っていて、雨でも履けるというのが特徴でもあります。
また、白のハト目や靴紐というポップな装飾とコンビシューズならでは色のコントラストが特徴で、ボリュームのある合成底もカジュアルユースにマッチしやすい仕様です。

 

 

ライニングはつま先は吸湿性の高い豚革、それ以外は生地ですが、その内側にゴアテックス ファブリクスが内蔵されているので、雨水が浸水することなく、内側の湿気を逃がすことが可能です。

 

50YRCBの木型

全体的にボリューム感があり、アメリカントラッドな木型です。デニムのようなカジュアルなスタイルには合わせやすいシルエット。
見た目的には 01DRCD よりもボリュームがありますが、こちらの靴の方が僕の足にフィットしました。

 

 

未使用なら返品と交換が無料

リーガルのオンラインショップでの購入なら、使用前なら商品の返品が可能です。
商品返送にかかる送料もリーガルが負担してくれるところも親切です。

リーガルオンラインショップ:ご利用ガイド

 

サイズ交換も上の返品と同じ方法で返送した後、再注文というかたちで違うサイズや別の商品を購入することが可能です。
また、送料は購入金額が合計3,000円(税込)以上で、全国送料無料となります。(合計3,000円(税込)に満たない場合は、全国一律550円(税込))

 

 

マスターリーガル

 

リーガルがこれまでの60年で積み上げた技術とこだわりを詰め込んだ最上級の靴、それがマスターリーガル [The MASTER REGAL] です。
厳選した素材を使い、長い時間を費やして一足一足職人が仕上げる、クラシカルな作り・見た目のシリーズです。実店舗のみの取り扱いとなります。

 

 

最後に

 

リーガルといえば、こちらの記事でもご紹介したガラスレザーの靴が多いのと、そもそも商品点数も半端なく多いわけですが、01DRCD やマスターリーガルのような上位モデルなど、リーガルなれではのこだわりの詰まった靴も展開されています。
せっかく23.5cmのサイズを展開してくださってるのに、指が一本入るほど大きいというのは本当に悔しいところですが、標準的な足のサイズの方なら少し小さめのサイズを選べば問題はありませんので、僕は指を咥えて眺めていることにします。

 

リーガルのオンラインショップには、サントーニ [Santoni] やシェットランドフォックス、クラークスやケンフォードなど様々なブランドの取り扱いがあるので、気になった方は是非ご覧になってみてください。

リーガル公式オンラインショップ

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

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