以前、革のバッグを革靴用のクリーム(Saphir Noir CREME 1925)でケアしたことがあって、それはそれでしっとりツヤっとしたからいいかなって思ってました。
でもなんとなく、ほんとはそれってどうなんだろって疑問に思っておりまして…(過去記事はこちら)
クレム1925は、ほんとは靴用のクリームだからね…
そこで探してみました!
サフィール(Saphir)のユニバーサルレザーローション。早速注文しました!
ユニバーサルレザーローションとは、革靴だけでなくスムース皮革製品全般に使えるレザーローション。
その名の通り、ユニバーサルなのです!
ユニバーサルレザーローションの成分
後ろの説明を詳しく見てみましょう!
ユニバーサルというその名の通り、靴、鞄、ジャケット、家具のイラストが掲載されてますね。
革製品全般に使えるよっていうのが前面に押し出されてる。どことなくどれもツヤっとしてますね!
そして商品説明には、ビーズワックスとホホバ油を主成分としたマイルドなレザーローション…とのこと。なるほど。
ビーズワックスとは…
ミツロウ(蜜蝋、Beeswax、Cera alba)はミツバチ(働きバチ)の巣を構成する蝋を精製したものをいう。
参照:Wikipedia [蜜蝋]
ホホバ油とは…
種子を搾って得られるホホバ油は多様な用途を持つ。髪の毛や皮膚の乾燥を防ぎ、潤いを与える作用があるとされ、マッサージオイルや、精油用のキャリアオイル、皮革保護オイル、シャンプー・化粧石けんの原料として、また、工業用油脂の原材料として自動車のエンジンオイル等にも利用されている。
参照:Wikipedia [ホホバ]
さらに…
『汚れを落とし、皮革に栄養と柔軟性を与えてくれるだけでなく、劣化やヒビ割れから皮革を守り、美しい自然な光沢を与えます。』
とのこと。
ほうほう。
そして、成分には…
ろう、油脂、有機溶剤
とのこと。
でもパッケージには、蜂(ハチ)さんのイラストが載ってるから「ろう」というのは、栄養を与えてくれるビーズワックス(蜜蝋)のことで間違いなさそうです!
油脂はホホバ油で、有機溶剤は汚れ落としのための溶剤なんだと思います。
レザーバームローションとの違い
そう、気になるのはこれ!僕以外にも気になってる方も多いはずです。
Saphir(サフィール)というブランドには、Saphir Noir(サフィール ノワール)という上位ブランドがあるんですけど、レザーバームローションはその上位ブランドから出ている商品です。
レザーバームローションはこちらの記事でご紹介しています。
そしてやっぱり上位ブランドだけあって、レザーバームローションにはミンクオイルが含まれているというゴージャスっぷりなのです。それがユニバーサルレザーローションとレザーバームローションの違いですね。
ミンクオイルとは…
ミンクオイルとは、動物のミンクから取れる動物性のオイルです。 ただし、市販されているミンクオイルの中には有機溶剤などが添加されたものが多いですが、純粋なミンクオイルも販売されています。 購入の際は注意しましょう。 革への浸透がよく、革を柔らかくする性質があります。
参照://www.leather-navi.com
こちらも、汚れ落としと栄養補給効果があるんだけど、ミンクオイルが入っているのでユニバーサルレザーローションより保革効果が高いということなのでしょう。
値段もユニバーサルレザーローションは150mlで1,760円、レザーバームローションは125mlで2,200円と、やはり上位ブランドの方がややお高めです。
クリーニングローションとの違い
2018年に発売された、同じくサフィールのクリーニングローション。
こちらはユニバーサルレザーローションとすごく似ていますが、汚れ落とし効果が少し強めな印象です。
ただ、ガッツリ汚れ落としというよりは、保革やツヤ出しがメインという感じです。
ユニバーサルレザーローションの使い方
- 使用前に振る。
- 柔らかい布に塗布し、全体に塗り伸ばす。
- 優しく表面の汚れを拭き取る。
- 乾くのを待って別の柔らかい布で優しく磨く。
意外にもブラシは使わないみたいです。
革をブラッシングするとマッサージ効果があるって靴磨き屋さんで聞いたことがあったので、他の革製品にも言えることかと思ってたけど、ブラシを使わないケア方法もあるんですね。
確かにソファーみたいな「レザーファーニチャー」にも使えるって書いてあるし、そんな大きい物をブラッシングするのは確かにちょっと大変かもしれません…
実際に使ってみる
普段使ってる革のトートバッグが若干くたっとしてきてるので、どのくらい革が蘇るのか試してみたいと思います!
ユニバーサルレザーローション使用前はこんな感じです。
実際に布につけて、全体に塗り伸ばしていく。丁寧にやると、そこそこ面積が広いので時間がかかる。全体に塗り伸ばしたら、乾くのを少し待って、別の布で優しく磨き上げます。
こんな感じです。
とろってしてますね。
しばらく拭いてみると…
うわっ!
結構きたない!
これはショックです…
はじめて汚れ落としを使ったってのもあるかもしれませんが、汚れ落とし効果が予想以上に高そうですね。
全体的に塗り込んで、完成!
できあがり
ベフォーアフターを比較してみよう!
…
あんまりわかんないですね…笑
も少し寄ってみると…
よく見ると、っていうか触った感じが確実にしっとりしてます。
そしてアフターの方がシワが少なくなりましたね。あと、革がぷっくりした気がします。
栄養をたっぷり吸ってくれてるんでしょうかね。
ユニバーサルレザーローションの感想
ちょっとした革製品の栄養補給と汚れ落としにはぴったりの製品かもしれません。
しっとりします!
あと、靴用のクリームを使った時より、さらっとした肌触りでした。
しっとりはするんだけど、ベタベタしない感じです。肌に触れる革製とかであれば使いやすそうだなって思います。
ステインリムーバーとの違い
あと、汚れ落とし効果についてです。
例えば、モウブレイのステインリムーバーってありますよね。
ステインリムーバーは水性なので革への浸透性は高いんです。
革靴であれば、革に染み込んだ雨水などの汚れも落としてくれそうです。
ただ、保革効果はないわけです。
水性とは言え汚れ落としなので、少しであったとしても革へのダメージがあると考えられるのではないでしょうか。
(肌の弱い人は石鹸が肌に残ったまま放置するとかぶれたりしますもんね)
一方、ユニバーサルレザーローションには汚れを落としてくれるだけじゃなく、保革効果もあるわけです!
ローションタイプなので、革への浸透性は水性のものほどは高くないかもしれませんが、表面の汚れを落としてさらに保革効果も発揮してくれるということは、革へのダメージは少なそうですね。
例えば、バッグやレザージャケットであれば、靴のように雨水に晒されたり、ホコリをかぶったりと悪条件下で使用されることが少ないはずです。
そういった、汚れが革に染み込みにくく、表面の汚れをサラッと落とせば良い革製品に関しては、このユニバーサルレザーローションが活躍するんじゃないでしょうか。
最後に
お気に入りの革製品に「しっとり」を取り戻す、サフィールのユニバーサルレザーローションのご紹介でした!
是非、革靴以外の革製品もケアして大切に使ってあげてください。
追記(2017/2/17)
後日再びケアをしてみました!
カサカサがしっとりに!!
これは一目瞭然ですね!!
ただ、無色のクリームなので補色効果は期待できないですね。
色が落ちてきたなって思ったら、補色効果があるものを使うのが良さそうですね。
COMMENTS コメントを投稿する
無職のクリームになっています。
kenさま、ご指摘ありがとうございました!
修正させていただきました。お恥ずかしい限りです…(汗